2018/02/16

第13回 「花粉症と合併しやすい口腔アレルギー症候群の症状を解説 – 命を落とす例も」 が掲載されました

 

この記事を書いている人 - WRITER -
口腔外科医(歯科医師)。医学博士。 全米No.1のガンセンター、MDアンダーソンガンセンターでゲノム研究に挑戦しています(Python, R, バイオインフォマティクス、機械学習)。「口」と体を健康に保つ方法を体系化、情報を発信中。
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こんにちは、古舘健です。

連載をさせていただいている
「マイナビニュース」で新しい記事が掲載されました。

今回は、
「花粉症と合併しやすい口腔アレルギー症候群の症状を解説 – 命を落とす例も」です。

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食事のときに「口」の中が腫れたり、ピリピリしびれたという方がいます。
「口」のアレルギー反応について、とくに花粉症で悩む方のために書きました。

フルーツや野菜を食べた後、「口」だけでなく、じんましんが出たり、息苦しくなったりする方は、命に関わるアナフィラキーになる危険性があります。

現時点で、「口腔アレルギー症候群」の治療は、<正しい診断に基づいた必要最小限の原因食物の除去>です。
一人で悩まず、まずはアレルギー科、耳鼻咽喉科、皮膚科などの専門家に相談したいですね。

ぜひ読んでみてください!

http://news.mynavi.jp/series/oralcare/013/

「特定のたんぱく質(抗原)に対する免疫の過剰な反応は、「口」から食べるとおさえることができるようになっていきます(経口免疫寛容)。
そのため、食物アレルギーは、少量から食べて慣れていく治療法がありますが、「口腔アレルギー症候群」はどうやら違うようです。

「口腔アレルギー症候群」は、花粉症の方が、フルーツや野菜を食べたとき、体に花粉が入ってきたと勘違いして、過敏な防御反応がでてしまった状態だからです。

「口」の中の腫れ、かゆみ、ピリピリ感などの自分の感覚を大事にして、重症になるのを防ぎたいですね。

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口腔外科医(歯科医師)。医学博士。 全米No.1のガンセンター、MDアンダーソンガンセンターでゲノム研究に挑戦しています(Python, R, バイオインフォマティクス、機械学習)。「口」と体を健康に保つ方法を体系化、情報を発信中。
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