2018/02/16
だからこそ、何のため? -目的と目標-
「・・・・・体調はいかがですか?(声が出ない)」
今週の診療は、声が枯れていました。
先週(2018年8/18-20)に秋田県湯沢市で、ミニ国体(東北大会)があったからです。
東北の上位2チームが国体(全国大会)に参加できます。
東北6県のうち、宮城代表は実業団なので、東北の残り5つの県で全国大会への1つの席を競うことになります。
参考:平成29年度国民体育大会東北ブロック大会兼第44回東北総合大会
青森選抜は、山形選抜に26-18で勝ちました!
そして、福島選抜20-20と引き分け、決勝リーグに進みました。
決勝リーグでは岩手選抜と戦いました。
結果は、32-13と大敗でした。
私は、試合で声を出し続けました。
味方が得点して、興奮してベンチから立ち上がったとき、「少し静かに」と審判に注意されたぐらいです(笑)。
叫びすぎて声がつぶれました。
青森県の選抜メンバーに選ばれはしたものの、本当は悔しかった。
実力不足だったので、10点差がついてから試合に出場したからです。
自分がここにいる「意味がなかったんじゃないか」と思ったとき、「何のためにやるのか」を私は考えざるを得ませんでした。
ふと学生の頃を思い出しました。
「全国大会出場」を目指した学生生活。
最後にインカレに出場した後、ハンドボールをすることに私は意味が見いだせなくなっていました。
なぜならば、学生のとき「全国大会出場」のためにハンドボールをしていたからです。
私は、「全国大会出場」を「目的」にしていました。
しかし「全国大会出場」は本来、ハンドボールをする「目的」ではなく「目標」だったはずです。
「目的」と「目標」を一緒にしてしまったために、「全国大会出場」が達成されたときに、意味が見いだせないくなってしまったのです。
それから、「目的」と「目標」を明確に分けるとうまくいく、と私は思っています。
「目的」は抽象的で、達成不可能で、世界がよくなるもの、
「目標」は具体的で、達成可能で、自分がよくなるもの、にしています。
だからこそ、「何のためにやるのか」を考えておくことは重要です。
学生の頃とは違い、そもそも、ハンドボールができること、支えてくれる人たちに感謝したい立場です。
試合後にユニフォームや下着を洗ってくれたM先生、
成年チームをまとめてくれたA監督、
スタッフとして秋田まで同行してくれたAさんやMさん、
休日返上で審判をしてくれたM先生とS先生、
大会運営に携わってくれた秋田県ハンドボール協会、湯沢高校、湯沢中学校の皆さん、
ハンドボールに再び誘ってくれたFちん、
チームに快く迎え入れてくれた青商クラブの皆さん、
名前を上げるとキリがないですね。
先日読んだ、「チームスポーツに学ぶ ボトムアップ理論」の中に「オフ・ザ・ピッチ」という言葉を見つけました。
「いずれも、サッカーとは無関係に思えますが、日常生活の基本的なことを整えていきます。『サッカーはサッカーだけでうまくなるのではなく、サッカーは、日常生活を含んだすべてによってうまくなる』と考えているからです。(P12)」
参考:チームスポーツに学ぶボトムアップ理論 高校サッカー界の革新者が明かす最強の組織づくり
スポーツは、日常生活を含んだすべてによってうまくなるという「オフ・ザ・ピッチ」の考え方は「生活習慣病」と似ています。
病院にいるときではなく、日常生活の積み重ねが大切です。
日常生活の中で、自分は何ができるのか。
自分の世代ではなく、次の世代で成し遂げられることは何か。
挑戦・チャレンジする中で、どんな価値を提供できるのか。
「目的」と「目標」を考えたいですね!
参考:
それにしても、めちゃめちゃめちゃくやしかったぁぁぁぁぁぁ~~‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼
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