2018/02/16
一次救命処置(Basic Life Support:BLS)の講習会にいってきました
病院外でおこる心停止の約7割は自宅で発生しています。
いざというときに大切な命を守れるのは、あなたかもしれません。
なぜならば、心停止が疑われた場合、
10秒以内に質の高い心臓マッサージ(胸骨圧迫)、気道確保と人工呼吸を行うこと(CPR)が大事だからです。
一次救命処置(Basic Life Support:BLS)の講習会に参加してきたので、ためになったことをシェアしますね。
BLSの講習会を受けてためになったのは大きく3つ。
①助けを呼び、自分のベストを尽くすこと
②心臓マッサージ(胸骨圧迫)を100~120回/分の速さで行い、毎回押した後に戻すこと
③心臓マッサージ(胸骨圧迫)の中断を最小限に抑えること
大人ではとくに心臓マッサージが重要です。
人工呼吸の訓練を受けていない方は、感染リスクをもつ方には心臓マッサージだけ(ハンズオンリーCPR)でも良い、とされています。
なぜならば、心臓マッサージ(胸骨圧迫)をすることで、脳などの重要な臓器に体の中に残った酸素を送ることができるからです。
一方、子どもは、呼吸が重要なので、人工呼吸も含めた心臓マッサージ(胸骨圧迫)が必要です。
講習会では、心停止になった大人、子ども、乳児の場合など、それぞれの状況を想定したシュミレーションを行いました。
救助者が1人と2人の場合を想定した連携を練習しました。
例えば、2人の場合、チームワークが大事です。
1人が心臓マッサージ(胸骨圧迫)を行い、もう1人がポケットマスクやバックバルブマスクを使って人工呼吸をします。
心臓のリズムを整えるAED(Automated External Defibrillator,自動体外除細動器)を使う練習もします。
私は、2007年と2012年にBLSの講習会を受けていましたが、内容は5年ごと(2005年→2010年→2015年)にアップデートされていました。
講習会で必要なものは、テキストの「BLSプロバイダーマニュアル」 と「ポケットマスク」です。
医療従事者や医学教育に携わっている方、医歯薬・看護の学生は参加することができ、
日程や場所は「日本循環器学会」のホームページで調べることができます。
↓
http://www.j-circ.jp/jcs_acls/list/course_search.asp
心停止が疑われた場合、
10秒以内に質の高い心臓マッサージ(胸骨圧迫)、気道確保と人工呼吸を行うこと(CPR)が大事です。
いざというときに大切な命を守れるよう、心と体を準備しておきたいですね。
参考:
日本循環器学会- BLSへルスケアプロバイダーコース(BLS healthcare provider course)
※本記事は掲載時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。予めご了承ください。
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