2018/02/15

子どもの勉強習慣や後輩のやる気を引き出す言葉がつまったおすすめ本

 

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口腔外科医(歯科医師)。医学博士。北海道大学卒業後、 日本一短命の青森県に戻り、地域医療に従事。バルセロナ、メルボルン、香港など国内外の学会で研究成果を発表。「口」と体を健康に保つ方法を体系化、情報を発信している。趣味は読書(Amazon「ベスト100レビュアー」)とハンドボール。
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こんにちは、古舘 健です。

以前、読んだ「勉強しなさいと言わずに成績が上がる! すごい学習メソッド」に以下の箇所がありました。

「『子どもが勉強嫌いになる理由は2つしかない。それは、「大人に押しつけられる」と「わからない」』と言いましたが、わからない理由は3つしかありません。
① 基礎知識が抜けている
② 国語力が不足している
③ 学問の意義がわかっていない」

参考:勉強しなさいと言わずに成績が上がる! すごい学習メソッド (P77) 永岡書店 藤野 雄太(著)

藤野氏の言う通り、もし私たちが勉強を嫌いになった理由があるとしたら、おしつけられたり、わからなかったりしたからでしょう。

実際のところ、先生でもない限り、教育はほとんどが初心者。
親や先生、先輩から昔、受けた教育方法を子ども、生徒、後輩にそのままおしつけてしまうことが多いのではないでしょうか。

だからこそ、本書は、子どもや部下をもつ方には必読の本です。

どのように接し、どんな言葉かけをしたら力を引き出すことができるのか、を教えてくれるスゴイ本だからです。

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本書は、坪田塾での実践されている指導法を教えてくれます。
「ビリギャル」の著者が、1000人以上の生徒を実際に指導し成果を上げてきた339の言葉を教えてくれる本です。

「【人の行動を改善するために】親や指導者の多くは、理屈で人を動かそうとしたがります(認認論的アプローチ)。しかし、頭では「そうしたほうが良い」とわかっていても、なかなかそう動けないことも多いもの。よって、『信頼感』や『感動』で人を動かす方が良いのです(情動的アプローチ)。(P9)」

 

理屈ではなく、信頼感や感動で人を動かすことを著者は勧めます。

本書の人材育成法を学ぶことで、子どもや後輩だけでなく、私たち読み手の成果にもつながります。

たとえば、私がよくやりがちなのが、相手がほめてくれたときに謙遜してしまうこと。

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そんなことないんです、と否定していましたが、本書を読んで、もしかしたら、「ジョハリの窓」かもしれない、と思いました。

「ジョハリの窓」には「自分は知らない」けれど「他人が知っている」部分があるからです。

「【子どもを伸ばすために】自己分析で使いやすいのは、①20答法(自分がどんな人間か、20の文で書き出す)、②ジョハリの窓、③SWOT分析の3つです(中略)。これで子どもの強みや弱みを把握して、指導がしやすくなります。子ども自身も、自分とのつきあい方がわかるようになります。(P52)」

 

このように人材教育のエッセンスがギュッと詰まっているのが本書です。

さらに試行錯誤の末にたどり着いた5教科の効率的な勉強法も紹介されています。

最初のうち、情報が盛りだくさんで読みにくいかも、と思っていましたが、読み進めると間違いでした!

一連のストーリーではなく、それぞれのテーマの中に、力をもつ言葉が一つひとつまとまっていたからです。

印象的だったのは、レッドカーペットとイバラの道の話。

「【“みんなと同じ”をやめよう】今、あなたの目の前に2つの道があります。左は、レッドカーペットがしかれた、楽しそうな道。右は、イバラの道(トゲトゲがはえた道)。あなたは当然、左のレッドカーペットの道を歩きたいですよね?でも、次の情報を得たら、どうでしょう?左の道は1キロ、レッドカーペットが続いた後で、その後の99キロはイバラの道が続くんです。いっぽうの右の道は、最初の1キロはイバラの道だけど、その後の99キロは、楽しいレッドカーペットの道が続きます。(中略)
じゃあ、どうやったら俯瞰して見られるのでしょう?実は、かんたんな方法があります。それは、“イケてる大人”に聞いてみることです。『今、どっちの道を歩んだら、1キロより後が、楽しい道なのか?』(P72-73)」

 

339の言葉はそれぞれが独立しているので、空き時間に好きなところから読むことができます。

自分に必要で、そのまま使える言葉を見つけることができました。

目的や目標の設定方法なども紹介されていて、教育とマネジメントには共通する部分が多い、とあらためて思いました。

だからこそ、受験を控えたお子さんをもつ方はもちろん、人材育成に関わる方にもオススメです!!
ぜひ読んでみてください!

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以下は、本書の抜粋です。ためになった箇所を一部、抜粋しご紹介します。

P25
「【やってはいけない指導法】思うように相手が動かないことでイライラしたときに、多くの人がとる方法が『フィアアピール』です。これは相手に『Fear=恐怖』を与えて動かそうとする手法です。相手は恐怖心のあまり、目的をよく理解しないままに、その場しのぎの非合理的な行動を取りがちになるので、しばしば最悪の結果を招きます。」

P86
「【人生で成功するために】『勉強をする意味がわからない』って?本気で勉強に打ち込んでこなかった人には、わからなくて当然です。それだけ深遠なものだからです。打ち込んだら、意味がわかります。
そして、これは『人生の意味』についても同じなのです。料理の『深さ』や『真の魅力』を、包丁を握って間もない人がわからないのと同じですね。」

P91
「【みんなの言う『普通』とは?】『自分は、普通でいいんです』と言う子が多くいますが、その『普通』ってひょっとしてこういうことなんじゃありませんか?30歳前後で結婚して、ペットの犬がいて、子どもは二人ぐらいいて、子どもの部屋のある家に住み、車も持っていて、保険には入っていて―とか?実はそういう生活を送るには、年収700万円ぐらいはないと厳しいです。多くの生徒と話していると、みんなの『普通』は、だいたい年収1200万円ぐらいの生活をイメージしているように感じます。」

P102
「【やる気になるために】5教科の学習自体は、とにかく『超おいしい』です。まず、正解が明確にあって、しかも解き方のパターンまではっきりしています。で、それを覚えて、良い大学に行ったら、日本では一生評価されがちですわずか数年間の努力とその実績だけで、一生評価されやすいのって、これぐらいじゃないでしょうか。実際は、『5教科が18歳ぐらいのときにできました』ということだけなのに、一生、高評価がつきまといやすいなんて、超おいしいと思いませんか?」

P130
「しかも、これらはすべて『複利』になっています。毎日1%の成長を1年間続けて、それが積み重なっていく場合、37.78倍になります。身長が1メートルの子が毎日1%の成長を1年間続けると、1年後には身長が約38メートルになるわけです。ちょっとしたウルトラマンぐらいの身長になれるわけです。もちろん『身長が1%ずつ成長し続ける』ということはありえませんが、『知識』や『世界観』を1%ずつ広げることは可能です。」

◆目次◆

第1章 まずはコミュニケーションの改善を (保護者向け)
第2章 人材を爆発的に伸ばすための言葉 (保護者向け)
第3章 子どもたちに贈る、人生観が変わる言葉 (子ども向け)
第4章 勉強・教育のとらえ方を変えてみる (保護者向け)
第5章 実際に成績を伸ばすために (子ども向け)
第6章 相手によって接し方を変える (保護者向け)

参考:

 

※本記事は掲載時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。予めご了承ください。

 

さいごまで読んでくださり、ありがとうございます!

ぜひチェックしてみてください。

 

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口腔外科医(歯科医師)。医学博士。北海道大学卒業後、 日本一短命の青森県に戻り、地域医療に従事。バルセロナ、メルボルン、香港など国内外の学会で研究成果を発表。「口」と体を健康に保つ方法を体系化、情報を発信している。趣味は読書(Amazon「ベスト100レビュアー」)とハンドボール。
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